大切にしていること

 子どものころは、習字教室当日に「お腹が痛いの」と母に訴え、あわよくばお習字をお休みしようとする、なまけ者でした。中学からは師匠に書の奥深さを教えていただき、ひたすら書くようになりました。古典の勉強から創作まで、朝に夕に晩に、一心に書いて勉強しました。


きれいに達筆に書くのと「よい字」とは、違います。
字は十人十色。個性を活かしてくせ字は直し、ていねいに思いをこめて書くようにしたい。そう常々、思っています。

 

しっかりとした基礎と感受性のもとで生まれる「書」には、魂がこもり、見るかたの心に刻まれます。


書くことは一生のもの。私もまだまだ探求途上ですが、さらに真剣に精進してまいります。
書道教室や書のイベントをつうじて、多くの素晴らしい出会いがあることは、感謝にたえません。これからも、参加してくださる皆さまと、さらにご縁をつむいでいけますように。       どうぞよろしくお願い申し上げます。